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201912/18

想像の料理第17話 叶わぬ元旦のお雑煮

松山市にお住いの温泉好き、料理好きの中高年のみなさん、こんにちは

茶玻瑠中高年料理長の塚原俊二です。

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

今回はお雑煮のお話しです。

関東のお雑煮話で恐縮ですがお付き合いください。

関西 関東私の幼い頃ですが、とうとう大晦日ともなると祖母と親戚数人、近所のおばちゃん数人

が寄り集まって、早朝から夜までお正月料理や元旦用雑煮の準備をしていました。

お正月料理と言っても“重箱に盛らないお節風料理”で、主に大皿盛りだったと思います。シャレた重箱にはキントンとゴマメがつめ込まれている程度だったと思います。

 

今日のブログは、元旦と2日目以降の雑煮の違いをお話しします。

関東では現在も、鰹出汁又は、鶏出汁で雑煮を仕立てることが多いのですが、同じ地方でも地区によって、もしくはその家によっても様々です。

関東のお雑煮で共通しているのは四角餅を使うことくらいで、けっこう千差万別の作り方だと思います。

ある意味シキタリですから、その家の祖父や祖母、お父さんお母さんの出身地によってかなりの違いが生まれるとおもいます。

吸い地に焼いた□餅を入れる家と、焼かずに湯がいて吸い地に沈める家もあるでしょう。

では、その吸い地、いわゆるスープですが、幼い頃の私の家では、元旦用と2日目以降の雑煮の出汁スープは異っていました。

 

今日は、この事を書きたくて書きたくて、大昔の大晦日を頭の中で回想していました。

 

めでたい元旦用お雑煮スープの作り方は次の手順でした。

  1. 大晦日の朝、祖母が大きな鍋にお湯を沸かし、薄く薄く味噌をとかし入れます。
  2. 沸いたら火からおろし、動かさずに半日くらい置くと、味噌が沈殿して、透明な上澄みが半分ほど出現します。
  3. その透明な部分の液体を私の家では“お澄まし”と呼んで、吸物にも兼用していました。
  4. その“お澄まし”に煮干しと追い鰹をしたものが元旦の雑煮、ご年始あいさつゲスト用の吸い地ベースというわけです。
  5. 小学校に入学したくらいのチビな私は、お勝手台の近くで背伸びして、でテキパキ進んでいるおばあちゃん達の仕事っぷりを見るのが大好きでした。
  6. もっとも、正月料理には特に興味はなく、仕込みを見ながら、チョコレート食べたいなあぁーと考えていたと思います?たぶん?
  7. でも大晦日です!その幸せ感といったら格別で、チビながら大人達が今年1年やりきった達成感を忙しない雰囲気の中に感じとっていたんでしょうね生意気にも。
  8. このように私の家は関東ですが、正月用はお吸物も含めてベースは味噌仕立てでした。
  9. 面白いでしょう!
  10. この話をいろいろな方にお話ししたり、説明したりしましたが同じ経験話が返ってきたことは未だに無いです。
  11. もし心当たりの方いらしたら是非是非お話をしたいですね。
  12. ちなみに、お雑煮に入る野菜は、人参と大根を拍子木に切ったもの。コンディメントは、青海苔粉末、スルメイカの細切り、削り、あとは思い出せません。ちなみに、□餅は焼かずにボイルしたものでした。
  13. けして贅沢なお雑煮ではないと思いますが、その家や祖母のスピリットが存分に感じられました。
  14. それから鳴門巻かカマボコ、それと湯がきほうれん草が入ってました。

 

どうです。

スゴイですよね!

作り方の技術がしっかり、くっきりしていますし、理論的で完成度が高いと感じます。

今でも!はい!!

 

祖母が丹精込めて仕込んでくれた元旦用特製雑煮用スープ♡に感謝ですね。

しかし、私はこのお雑煮が少々苦手で、、、実はだめでした。

子供の味覚にはあまりにも大人過ぎる味だったのでしょう。

2日目以降につくる、鰹出汁、チョット鶏肉入り、ほんのり醤油フレーバーのお雑煮が大好きでした!

バンザーイ!!

 

忘れていましたが、家の嫁さんは元旦2日のお雑煮作りはお休みで、祖母か、お父さんが作るのが私の家のシキタリでした。

お父さんは、前の日にガスのスイッチを入れる練習をして、翌朝スイッチを入れるだけ!

うーん、、。

でも子供の目には、とても幸せに映りました。

 

祖母が作っていた元旦だけのお雑煮、もう一度食べたいけど、もう叶わぬ雑煮。

 

今日のお相手は、茶玻瑠の中高年料理長塚原俊二でした。

 

 

Source(転載元): 道後温泉 茶玻瑠さんの茶玻瑠ブログ
元のブログ記事はこちら:想像の料理第17話 叶わぬ元旦のお雑煮


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